うだるような暑さの夏が去り、秋が深まる今日この頃ですが
みなさんは秋というキーワードから何を思い浮かべますか?
スポーツの秋・読書の秋・芸術の秋・秋の夜長・行楽の秋など、
何をするにもベストなシーズンであることが伺えますが、
なんといっても収穫の秋・味覚の秋は格別です。
新米からはじまり、秋刀魚・松茸・さつまいも・栗・梨・柿・ぶどうなど、
穀物から果物まで旬を迎えた食材たちが食卓を彩り、
食べる楽しみを再認識させてくれます。
そんな秋に要注意なのが、むし歯や歯周病。
夏の暑さで減少していた食欲も戻り、お菓子売り場には新作のスイーツがずらりと並び、
甘い物の誘惑がいつも以上に際立ちます。
新作のお菓子をつまみながら映画や読書で秋の夜長を満喫して睡眠時間がついつい短くなると、不規則な食習慣と睡眠不足の相乗効果からむし歯や歯周病のリスクが高まります。
そんな時の、強い味方となる秋の味覚が「梨」。
その理由は大きく分けて3つあります。
①むし歯になりにくい
②血糖値への影響が少ない
③高血圧の予防に役立つ
日本の梨にはソルビトールと呼ばれる糖アルコールが100gあたり約0.8gと多く含まれ、
ソルビトールはむし歯予防に効果がある天然の甘味料として知られています。
また、和梨は低糖質で血糖値の上昇がゆるやかで太りにくく、
カリウムも摂取できるため高血圧予防になります。
むし歯予防・肥満予防・高血圧予防と生活習慣病の観点からも良いことずくめの梨、
夜に甘い物が少し欲しくなった時にいかがでしょうか?
ただし、ソルビトールは摂取しすぎるとお腹がゆるくなりますので、お気をつけください。
耳よりな情報として、梨はキッチンペーパーで全体をくるんでからラップで包み、
キッチン用のポリ袋に入れ、ヘタを下にして冷蔵庫で保存すると長持ちします。
特に10月に出回る新高梨やにっこり梨などは冷蔵庫で1か月ほど保存可能で
思ったより長く味覚を楽しめます。ぜひお試しください!